2017年1月2日 更新
昨年の晩秋から初冬にかけてはクマ棚をたくさん見た。
クマ棚はないか、と探して歩くものだから余計に目に着いた。
昨年、岩手県はブナの実の豊凶指数が0.0。結実は皆無だった。
だから、クマ棚があったのは全てミズナラ(ドングリ)の木だった。
山でクマ棚を見つけると、なんだかとってもうれしくなる。
クマがドングリやクリやブナの実を食べた証拠だからだ。
昨年はブナが凶作だったから、ドングリやクリを食べたのだろう。
ブナの木にはクマ棚も爪跡も見つけることが出来なかった。
山に食べ物がたくさんあれば、クマは人里に下りてくる必要はない。
だから、ブナにもミズナラにもクマ棚はあった方がよい。
山で木に登ってたくさん食べて、クマはクマらしく暮らしてほしい。
クマにとっても人にとっても不幸なことにならないために。
一本のミズナラにたくさんのクマ棚 安比高原の森で
ミズナラに刻まれた生々しいクマの爪跡 男助山で
3本並んだミズナラのそれぞれにクマ棚 男助山で