2015年1月19日 更新
雪山を楽しむ人は、里山ハイクからバックカントリースキーヤー
ボーダーまで、だれでも雪崩について知っておくことが必要でしょう。
知ると言っても、専門的に詳しく、でなくてもよいと思います。
本当に基本的なことでいいのだと思います。
例えば、どういう状況で、どんなときに、どんなふうに発生し
どんな動きをするのか。天候の状況、雪の状態、雪崩の種類 などです。
バックカントリーに入る人たちには釈迦に説法でしょう。
盛岡周辺の雪の里山を中心に登る雪山ハイカーの人たちはどうでしょう。
自分とは無関係と思っている人が多いかもしれません。
というのは里山ハイカーの人たちは、そんな危険なところは歩かないからです。
でもやっぱり雪崩について知っておくことは、より安全な登山に繋がります。
知識を得ておくことで「危険察知能力」が養われることになると思うからです。
もちろん、知識だけでは十分でないことは承知しています。が、まずは知識です。
そして機会があれば、雪崩を起こす雪質などを調べる実技講習などを受講することです。
ただ、里山ハイカーの人たちには、そのような講習は敷居が高く感じられるのも事実。
雪崩に巻き込まれた人を助けるレスキュー講習などはなおさらです。
だからこそまず知ること。自分とは無関係と思っても、ちょっと調べて知っておく。
様々な雪崩に関する本が出版されています。買ってもよし図書館から借りてもよし。
ネットでチャチャッと調べてのその時だけの知識ではなく
書物で読んで自分の知識として身につけ、山で活かす。
雪山は恐い。だからこそ、その恐さを知って楽しみたいものです。