2017年7月1日 更新
岩手山の山開きも行われ、岩手県の山も夏山シーズンインとなりました。
高山植物、展望など夏山は魅力いっぱいですが
暑さには十分注意が必要です。
汗をたくさんかきますので
水分補給がとても重要となります。
どのように水分を補給すれば良いのでしょうか。
一つの目安があります。
登山中に失われる水分量です。
それは、次のように考えられています。
脱水量(ml) = 行動時間(h) × その人の体重(㎏) × 5
例えば、体重60㎏の人が馬返しから岩手山を往復する場合
休憩を含まない行動時間を8時間と仮定すると
発汗などで体から失われる水分量は
8h × 60㎏ × 5 = 2400ml となります。(個人差あり)
ということは、同等の量を補給する必要があるということになります。
もちろん、個人差等がありますので絶対的な数値ではありませんが
馬返しから岩手山に日帰り登山する場合
八合目避難小屋前の水場を利用しないとすると
2.4㍑の水を持っていくことが望ましい、ということになります。
2.4㍑ということは
2.4㎏を背負う、といこと。
重いですね。でも飲めば軽くなります。
全て飲み切ることはないかもしれませんが
水を十分持って行かず、飲み切ってシンドイ思いをしたり
脱水で動けなくなって大変なことになるよりも、残ってよかったね、です。
山歩きには水を十分に持って行きたいものです。