2015年1月8日 更新
前回基本的な服装についてお話しましたが、ダウンジャケットの着用について補足です。
暖かいからと、アウターにダウンジャケットを着てしまいがちですが、イケません。
まず第一に、ダウンジャケットは風を通すので、風が吹くと防風対策になりません。
汗をかいて冬の冷たい風に当たると急激に体が冷え、低体温症が始まります。
第二に、生地は濡れに弱く、生地に着いた雪が融けダウンの機能を損なうかもしれません。
第三に、生地が薄いため、行動中に木の枝などが引っかかるとやぶける可能性があります。
以上のような点から、ダウンジャケットは行動着としては適さないと思われます。
ダウンを着てジャケットを羽織るのもお勧めしません。
ダウンによる保温とジャケットによる外気との遮断で汗を大量にかくことと
薄く軽くても、やはりダウン+ジャケット+ザックでは体の動きがスムーズになりません。
あくまでも休憩時や停滞時の保温用として着用が好ましいと思います。
もちろんこれは私個人の考え方です。
ウェアリングはそれぞれの考えで、快適に行うことが良いでしょう。
次回、帽子、手袋、ソックス等についてお話します。