2015年1月13日 更新
今回は手袋、帽子、ソックス、サングラス。
まずは手袋。基本的に薄手か中厚の五本指のモノがおすすめ。もちろん冬用。
防寒防風用が好ましいですが、そうでなくても構いません。これを着用して行動。
ポイントは、着用したまま様々な作業ができるような手袋です。
それでも寒い場合に備え、もう1枚。防寒防風用で濡れに強いモノ。
登山用がおススメですが、スキースノボ用でも構いません。
手袋で大事なことは「手袋をしたまま作業ができる」ということ!
スノーシューを脱着したり、衣服のジッパーを締めたり開けたり
登山靴の紐を結んだり解いたり、ザックを開けたり閉めたり、お菓子を食べたり…
氷点下の中で手袋を外し外気に長時間肌をさらすことは、低体温症に繋がります。
また氷点下の中、素手で金属に触れると肌がくっつき怪我にも繋がりこともあります。
冬の山では手袋はハズサナイ癖を付けることが大切です。
どうしても外さなければいけない場合、例えばスマホで写真を撮るという時。
一時的でも外した手袋は絶対雪の上に置かないこと!!
置いている間に雪が入って中が濡れてしまい、着用しにくくなったりします。
また、突然風が吹いて手袋が飛ばされたり、斜面であれば滑り落ちることもあります。
冬山では手袋を失くしてしまうことは大変なことです。
では、どこにしまえばよいでしょうか。
おススメは胸元です。
ジャケットのジッパーを首から少し下げ、その中に外した手袋を一時的に保管します。
失くす心配がなくなりますし、体温で温められるので次の着用時に快適です。
ただしあまりジッパーを下げすぎるとジャケットの中でずり落ちてしまいますので
首と胸の間に手袋が収まるような適度な位置にジッパーを下ろすのがコツです。
長くなりました。手袋に限らず、雪山ではモノを雪の上に無造作に置いてはイケません!
次は帽子。冬用防寒の帽子であれば何でもOKです。
ただし耳まで覆うことができるモノ。
歩けば暑く、休めば寒くなりますので
フリース地のような薄手のモノ1枚と厚手のモノ1枚を用意し
薄手で歩き始め、寒さ暑さに応じて被りわけるといいですね。
次はソックス。ソックスは厚手のモノ。
量販店で売っている2足、3足1000円、などと言うのはペケ!登山用の厚手のもの。
私はMベル社のアルパインソックスを愛用しています。これだと1枚でOK。
2枚重ねで履くのはお勧めしません。足が必要以上に圧迫されたり、2枚の生地がズレて
靴の中で靴下がデコボコになり違和感を感じたり、靴ずれを起こす心配もあります。
縫製がしっかりしていていますので1枚で充分と思います。
最後はメガネ。サングラスかゴーグルは必携です。
太陽光の雪面反射は非常に激しいです。できれば両方用意し、サングラス着用で歩き
風や雪が強くなったらゴーグルに替えるというのがおススメです。